高齢化と膝痛
膝に爆弾を抱えている。そんな言葉を高齢者から良く耳にします。ある年齢を超えた方の場合、むしろ膝に不安を抱えていない方が少ないのかも知れません。
私たち人間の体は、もともと１００年も生きるようには設計されていないのです。今や人口の２人に１人、国民病とまで言われるようになったがんも、還暦を過ぎたあたりから急速に増えて来るのでした。ひと昔前なら天寿を全うしていたはずの高齢者が、飛躍的な食生活の改善や医学の進歩で長生きしておられるのです。予定の年数を大幅に超えているが為に、体を維持する機能が追い付かないのでした。
増え続ける医療費を抑えるために、ようやく国も一部の機能性食品やサプリメントに市民権を与えようとしています。医薬品会社の思惑に阻まれて遅きに失した感は否めませんが、いよいよ本格的な予防の時代を迎えようとしています。実際、アメリカなどでは「風邪を引いたくらいで病院に来るな！」と言われています。自己防衛が求められるのでした。膝の痛みもしかりで、適度な運動と必要な成分を補うことで改善が見込めます。痛みを我慢して、結局は悪化して医者に駆け込む。この愚を断ち切りたいものです。
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