牡蠣には亜鉛が豊富

しっかりと岩に張り付いた牡蠣を、「かき落とす」事が名前の由来とされて来ました。食用になるのは、主に真牡蠣や岩牡蠣ですね。現在では養殖が盛んに行われています。牡蠣の幼生が大量に浮遊する夏場にホタテの貝殻を海中に吊るして、幼生が着生した後は養分の豊富な湾の場所で育てるのでした。真牡蠣は冬が旬で、岩牡蠣は夏が旬となります。

グリコーゲン(ブドウ糖の予備軍)のほか、必須アミノ酸やカルシウム、特に亜鉛などのミネラル、栄養素が多量に含まれています。「海のミルク」と呼ばれているのはこの為でした。

では亜鉛とは、一体どんな働きをするのでしょうか。

人間の細胞の中に含まれていて、細胞分裂の際などDNAの形成に作用しています。全体を合わせても２g程度にしかならないでしょう。しかし、汗や尿から排泄される亜鉛は非常に多いのです。

亜鉛が不足すると免疫機能の低下を招き、糖の代謝に欠かせないインスリンの合成にも支障を来します。育毛を阻害する事も明らかとなりました。高い抗酸化作用もある為、亜鉛の不足はエイジングケアには致命的です。

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